私たちの脳では色が逆さに映っていると言われています。黒を見ると白に、赤を見れば青や緑が脳で強く残像として焼きつきます。この働きを補完機能といい、逆式視力法はこの機能を使ったトレーニングです。普通の視力表は白い紙に黒い字で書かれていますね。その逆のものを作ります。
まずは白い紙に黒いマジックで丸や数字を書いて普通のものを作ります。逆式は画用紙に黒いマジックで視力表の丸や数字などを、白い字で書かれたように作ってみてください。その紙を壁にはり約1.5メートル離れます。初めに左目を閉じて右目だけで1分間逆式の紙全体をぼんやり見ます。その後普通の紙を見ると、丸や数字が見えやすくなり視力が上がっているのです。同じように左目で行い1日に数回行ってください。
さきほど言いましたように脳は逆の色を残像として認識します。最初全体的に黒いものを見ているので、脳では白が認識されます。そのあと白い普通の紙を見るので脳の残像機能が働き、より浮き上がって見えるのです。
脳には見える目が見えないもう片方の目の働きを助けるもうひとつの補完機能があります。逆式の紙を片目ずつ行うことで、反対の目で見たときそれぞれ2倍の力で見るようになっているので、より視力があがるのです。右目を閉じているときは左目の分の補完機能が働き、左目を閉じているときは右目の分の補完機能が働いている状態です。この逆式視力法は反対色を使うのでコントラストという能力が非常に明確に出てきます。
コントラストとは写真の現像などで応用されるもので黒白の差のことを言います。視力は見ようとするものと背景の色とのコントラストが、大きければ大きいほど発揮されます。暗いところで黒いものを見ることがとても難しいのはこのコントラストからきています。逆式視力法はコントラストも利用して明確見るように脳に働きかけているのです。
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